薬学部では、薬用植物園の一般開放を10月6日から10日の5日間開催しました。今年は10月に入っても夏日が続き、日本列島が異例の酷暑に見舞われた中での開催となりましたが、開催期間中は比較的過ごしやすい気温で天候にも恵まれ、県内外から約800名の来園がありました。
約10,000 ㎡の園内では、レモングラスやカレープラント等のハーブ、ニシキギやエビスグサ等の薬用植物、徳島と沖縄だけに自生するワタヨモギや自転車のタイヤをパンクさせる鋭いトゲを持つハマビシといった絶滅危惧植物等、秋の装いの種々の植物を来園者が楽しんでいました。
今年の一般開放では、「ハーブを楽しもう」と題して、主にハーブに関する体験展示と、レモングラス、ローズマリー、ジャスミン、ステビア、ハイビスカス等20種類ほどのハーブをお好みでブレンドできるハーブティーの試飲を薬学部生薬学分野の学生が案内し、好評を得ました。
薬用植物園では、毎年様々なテーマで一般開放を開催しています。今後も一般開放を継続して実施するとともに、薬用植物の収集、栽培、研究並びに地域の方々との交流と社会貢献活動を通じて薬学の発展のため努めてまいりますので、皆さまのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

ハーブに関する体験展示とハーブティーの試飲の様子

園内を見学する来園者の様子
